ホンダ初の量産電気自動車(以下BEV)のHonda eだが、先日、2024年1月をもって生産終了とし、生産分が売り切れ次第販売位終了となることがアナウンスされた。もともと台数が出るようなコンセプトの車両ではなかったが、一体何があったのだろうか。
文:小鮒康一/写真:ベストカー編集部、ホンダ
ホンダeマジで終わっていいのか?? 今や激レア専用プラットフォームもったいなくね??
■欧州をメインにリリースしたものの……
特徴的なデザインのhonda e
もともとHonda eは欧州でのCAFE規制(企業別平均燃費基準)をクリアすることを第一目標に生み出されたもので、合わせて欧州市場でのホンダの存在感を上げるモデルとして投入されたもの。
そのため、欧州での年間販売台数の目標は1万台となっており、日本の1000台に比べるとかなり高めの数字となっていた。
しかし蓋を開けてみれば欧州での販売台数は現在までにおよそ1.1万台と、目標1年分ほどの数字となってしまっているのだ(なお日本は1800台ほど)。
■実際HONDA eってどうなのよ?? ホンダなら走りにも期待!!
新しさと車らしさをうまく癒合したデザインだ
実際にHonda eに乗ってみると、そのファニーなルックスや先進的なインテリアはもちろん、RRレイアウトによる運転の面白さも特筆すべきポイントは多くある。
しかし300kmに満たない航続距離やシティコミューターとして使うにはやや広すぎる感のある全幅(1,750mm)、そして高価な車両価格という超えることが難しいハードルが多くあったことで、販売に繋がらなかったというのが正直なところだろう。
ただせっかく専用のBEVプラットフォームを作り上げたにもかかわらず、わずか3年で姿を消してしまうのは大変惜しく、RRレイアウトを活かしたBEVスポーツモデルでもリリースしてほしい……と思ってしまうところ。
ただすでに欧州向けのBEV第2弾として「e:N Architecture F」と名付けられた前輪駆動レイアウトのプラットフォームを使用した「e:Ny1」が発表されており、中国向けには2モーター方式を採用した「e:N Architecture W」を採用する「e:N SUV 序」などが発表されている。
また2023年の広州モーターショーで実車が展示されたスポーツセダンの「e:N GTコンセプト」には“新たな純電気自動車専用アーキテクチャを採用“とアナウンスされていることから、すでに次世代のBEVプラットフォームの開発が進んでいることは間違いなく、Honda eのプラットフォームを活用するというよりは、Honda e開発で得た知見を活用して次世代につなげようとしているのかもしれない。
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
お金持ちがこぞって買うのも納得! 新型レクサスLMに乗ったらライバルなんて存在しないことがわかった
4年で108人死亡 岡山県「人食い用水路」はなぜ誕生したのか? 危険性は近年緩和も、そもそも存在するワケとは
日産「新型スポーツSUV」まもなく登場へ! 430馬力超え×「GT-Rの技術」融合!? 6月発売の最強”フラッグシップ” 新型「アリア NISMO」 どんなクルマ?
ダンプカーの車体にある「謎の文字と番号」の正体は? 「足立 営 12345」は何を意味しているのか 実は「経済成長」と深い歴史があった!?
ホンダ新型「シティ」発表! スポーティな「RS」もある「コンパクト5ドアハッチバック」! 精悍顔な“新モデル”に熱望の声! 馬で予約受付開始
無給油で1000kmオーバーを走行できるクルマがゴロゴロ! 国産ハイブリッド&ディーゼルって改めて考えると凄くないか!?
ヘッドライトの検査が「ロービームのみ」への変更で「落検車」続出の可能性! 旧車乗りに突きつけられる厳しい現実
新型N-BOXより全然安い[レクサスCT]!! プリウスベースも全く別物! おじさんにオススメしたいハッチバック3選
日産の「超凄い“フェアレディZ”」実車公開! 専用エアロ装備の“ド迫力仕様”! 4本出しマフラーも超カッコイイ「フェアレディZ IMPUL」登場
軽自動車は”特別ルール”で安全性能が低い!? アイデア豊富の[スペーシア]は販売1位の[N-BOX]にどう戦うのか
みんなのコメント